由緒
西方寺は、西本願寺を総本山とする浄土真宗 本願寺派の末寺です。
記録によれば、安政元年六月十四日夜、西方寺の本堂は大地震によって倒壊いたしました。しかし、安政四年三月には見事に完成を見て、荘厳なる殿堂が再建されております。
「信は荘厳より興る」と経典にありますように、厳粛なる宗教道場は充実した施設と外観の美を備えてこそ、その真価を発揮しうることは古今東西の歴史の示すとおりであります。
開基以来、連綿として法灯を今日まで護持してこられた先人方のご苦労に対して深く畏敬の念を捧げるものであります。